この1年間でEAを複数個作成したこと、また、半年ほど運用をしてきてある程度使えそうなEAがいくつかできたことから、今後は、ポートフォリオを意識した運用をしていかないと。。。ということで、作成についていろいろと調べてみた。
1.そもそもポートフォリオとは
元々、ポートフォリオとは書類入れなどの意味で使われていたようですが、今では、ある特定の目的や意図の下に、複数の要素で構成されたひと塊のもの」というニュアンスで使われているようです。投資の世界でも、このポートフォリオという言葉をよく聞くと思いますが、安定的な運用をするための組み合わせと考えればいいと思います。
2.ポートフォリオを考える視点①リスクから考える
単純にリスクから考えるといっても、リスクの計算にもいろいろと考え方があって、どういったところから掘り下げていくか難しいもので、、、とりあえずよくあるバルサラの破産確率計算というところを掘り下げていって、考えてみた。
バルサラの破産確率とは、RR、勝率、1トレード当たりの最大許容リスクからそのシステムの破産する確率を図るもので、バルサラとググると計算機、破産確率の表など色々出てきました。
今回は、とりあえず現状を把握するため、動かしている全てのEAのバックテスト結果をポートフォリオ化し、そのポートフォリオの勝率、RRから最大許容リスクを探ってみました。
ただ、それだと単純に最大許容リスクを図っただけで安定運用にはつながらないと思われるので、もう少し要素を足して相関というところからも考えてみました。
3.相関から考える
相関は、相関係数という数値を使って図っていきます。その相関係数はクオンツアナライザーというツールで測ることができます。
0.4以下が適正で、それを超えると相関係数が高すぎる(同じところで利益を得ている可能性が高い)ので、ポートフォリオを組むうえではあまり適正ではないといえます。
また、クオンツアナライザーでは、損益や実際のポジションから相関を図ることができるので、色々な視点で相関を図り、より適したEAでポートフォリオを組むことができます。
今回は、相関係数を図り、良いと思われるEAを複数個組み合わせたポートフォリオを2つ作りました。そして、それをバルサラの計算機に当てはめて、それぞれ最大許容リスクを図りました。
また、2つポートフォリオを運用するということでそれぞれの最大許容リスクの半分で運用していこうと思います。
4.その他(感想とかいろいろ)
単純に、相関係数を図ったうえで、問題なければポートフォリオに加えていって、定率で運用するという方法もありかもしれませんが、係数を図っただけだとRRも異なってくるしロットをうまい具合に調整しないと安定には繋がらないと思われ、そのうまい具合の調整というのが一筋縄にはいかないと思われます。
何かいい方法があれば教えてほしいです。。