本シリーズでは、MT4を使った自動売買の初め方を紹介していきます。
第1弾で自動売買の始め方とMT4の環境設定についてご紹介しました。今回は売買をするために必ず必要なバックテストを行うために必要なヒストリカルデータのダウンロードの方法について紹介します。
〇ヒストリカルデータとは
MT4を始めた方は、ヒストリカルデータという言葉をよく耳にすると思いますが、ヒストリカルデータとは、FXの過去の値動きを記録したデータです。
MT4に初期から入ってるのでは?と思った方もいると思いますが、MT4の初期状態では、1時間足で言っても1年程度かな?の情報しか入っていません。
ですので、外部からデータをダウンロードして、MT4に取り込み、過去検証を行うわけです。
ヒストリカルデータを掲載しているほとんどのサイトで、各通貨ペアごとに十数年分くらいの1分足データのダウンロードが可能です。CSVだとか、hstというデータ形式になっており、MT4にインポートすることでチャートに反映させることができ、十年以上の過去検証が可能となります。
〇 ヒストリカルデータのダウンロード先
ヒストリカルデータの信頼性については何とも言えませんが、自分はFXDDというサイトからデータを落としています。(とあるサイトによると、どこでダウンロードしても大抵何かしら欠陥があると記載があります。)
〇ヒストリカルデータの反映方法・取り込み方法(インポート)
①MT4を起動⇒データフォルダ⇒histryフォルダにアクセスします。
②インポートする通貨ペアのヒストリカルデータを削除(切り取ってどこかに保存しておいた方がいいかもしれません。)
③MT4上部のツール⇒オプション⇒チャートタブを開く
④ヒストリー内の最大バー、チャートの最大バーの数値に「999999999999999」と入力する
※一旦落として、再度、チャートタブを開くと数値が「2147483647」になっているとおもいます
⑤ツール⇒ヒストリーセンター⇒インポートする通貨ペアの1分足をダブルクリック
⇒インポートをクリック⇒参照をクリックしインポートするヒストリカルデータを選択⇒OK
⑥閉じる⇒いったん再起動をします。
~1分足から他の時間足のデータを作成する方法~
①先ほどインポートした通貨ペアの1分足データを開く
②ナビゲーターから「スクリプト」⇒「PeriodConverter」をチャート上にドラッグアンドドロップします。
③ダイアログが出てくるので、パラメーターの入力タブを開き作成したい時間足を入力
5分の場合「5」と入力、1時間の場合「60」、1日の場合「1440」
以上です。
〇バックテストは必ずしましょう!
ヒストリカルデータの取り込みが終わったら、バックテストの準備は完了です!あとはストラテジーテスターでバックテストを行うのみです。
ここまで、やったら、バックテストは必ず行ってからEAを使用するようにしましょう! ダウンロード先のバックテストの結果が改ざんされていたり、カーブフィッティングしているせいで、運用してみると勝てないなんて言うのはざらにあると思いますので、自分なりのテスト手法で納得した形でトレードを始めましょう!